2024/09/09 15:06

令和の今はフルーツ界もニューフェイスやプレミアム系が多く登場しています。

秋に旬を迎える梨も【新甘泉】や【にっこり】など平成に誕生して市場を賑わしている新品種があります。
【二十世紀】というと昭和40~50年代に最も人気があった梨ですがご存じでしたか。
その当時8月~9月に食べられる梨は二十世紀くらいで、そのあと【長十郎】など晩成種が初冬に出てくる感じでした。
たっぷりの果汁が滴るほどで、あっさりとした酸味と甘みを楽しめ暑い夏や残暑にもってこいで梨=二十世紀という時代もありました。

二十世紀というと鳥取のイメージがありますが発祥は千葉県松戸市です。明治時代に梨園で偶然発見された苗から育ててみたら美味しい青梨(二十世紀)が出来たそうです。今でも千葉県は梨の名産地ですよね。
その後明治の終わりに鳥取の農園主が松戸で苗を購入し鳥取で広まり、一大産地になりました。

当店が扱うのは長野県松川市を中心とした南信州産の最上級【太鼓判】印。標高が高い高原地域で栽培され昼夜の寒暖差が大きくなる9月に最盛期を迎えるので、甘みの良さが抜群です。
最近は梨の包み紙など産地も作っていませんが、昭和時代に大量に販売した名残で当店には包み紙が残っています。
昭和レトロは包み紙で包んで販売していますので、贈り物にもおすすめですよ。

なお、年々栽培量が減っています。今シーズンも入荷量多くはないので気になる方はお早めにご購入くださいませ。